2015年7月12日上演(第7回公演)

第17回公演 ミュージカル「THE  ZOO」

現代のいじめられっこは「見世物」のような扱いを受けてないだろうか?

「見世物」になるってどんな気持ちだろう…

それが人でなかったら?

檻の中の動物たちは何を思っているのだろう?

食べ物のこと? 故郷のこと? 見物客のこと?

人でないモノにも,私たちと同じ感情,感覚,そして過去,家族…つまりドラマがあるかもしれない。

檻を取り払って思いやりのこころで人や動物の立場を考えると違う世界が見えてくる。

動物園を舞台に共生といじめについて考える愛と優しさのミュージカル。

ストーリー

動物園に中国からパンダの子どもがやってきた。

しかし、何が不満なのか、エサも食べずに1週間泣いてばかり。このままでは死んでしまう、どうにかしてパンダを元気づけられないものかと動物たちは思案する。

そんなとき、満月の夜だけヒト型に変身するオオカミが、飼育員が落とした鍵を使い、動物たちを檻から出し、脱走しようともちかける。

 

いっぽう、学校に行くのが億劫になっている娘のなぎさを見て、彼女の母は、なぎさが学校でいじめられているのではと心配する。母は、なぎさを元気づけるために、学校を休んで動物園へパンダを見に行こうと誘う。

 

なぎさはやってきた動物園の動物たちと自分を重ね合わせ暗くなるが、逆に興味もわいていた。

 

檻から脱け出したクマを心配したほかの動物たちが探しに行くと銃声が!

かけつけた動物たちは力をあわせ仲間の救出に挑む。それに力を貸したなぎさは、動物たちのやさしさと真の友情を知る。

 

心配していた母と再会したなぎさは、いじめに打ち勝つ勇気がでるのでしょうか?